画像
画面上の画像がライブ画像と録画画像のどちらであるか、 常にチェックし、 画像の向きが正
しいことを確認して ください。 ライブ画像が観察できない場合は、 本機器を使用しないで
ください。 患者に傷害を与える可能性があります。
画像障害を避けるため、 電気外科用機器の強度は常に必要最低限の値に設定して く
•
ださい。 強度レベルは、 標準ERCP設定を超えるまで上げないようにして ください。
常に、 電気機器の連続作動時間を最小限に抑えて ください。
異常な内視鏡画像が表示されたり、 機能に以上が発生したりしたが、 すぐに是正され
•
た場合は、 内視鏡が正常に機能していない可能性があります。 この場合、 不規則性
が再び生じ、 内視鏡が通常状態に戻らなくなる可能性があるため、 手技を中止するこ
とを検討して ください。 内視鏡画像を確認しながら、 検査を直ちに中止し、 ゆっく り
と内視鏡を引き抜きます。 患者の傷害、 出血、 穿孔につながる可能性があります。
過剰空気注入およびガス
注入/洗浄バルブの上部の穴が塞がれていないことを確認します。 穴が塞がれている
•
と、 空気が継続的に供給され、 患者に痛み、 出血、 穿孔が生じる可能性があります。
空気または不燃性ガスを患者に過度に注入しないでください。 これは、 ガス塞栓症
•
や過剰ガス注入を引き起こす可能性があります。
可燃性ガスを患者に注入しないでください。 これを行うと、 患者に傷害が発生する
•
可能性があります。
遠位端温度
内視鏡の遠位端の温度は41˚ C (106˚ F)を超えることがあり、 内視鏡照明が強い
•
と、 50˚ C (122˚ F)に達することがあります。 そのため、 検査の前後には内視鏡を照射
したままにせず、 最小レベルの照明を最小限の時間で使用しながら、 十分な観察に
必要かつ適切な距離を常に維持して ください。 照明を継続すると、 内視鏡の遠位端
が熱くなり、 操作者や患者が火傷を負う原因となります。
長時間にわたって粘膜に接触させると、 粘膜の損傷を引き起こす可能性があるた
•
め、 機器の先端と粘膜とを長時間接触させないようにして ください。 発光部の熱に
より、 内視鏡の遠位端が温かくなることがあります。 内視鏡を引き抜くとき、 遠位
端はブレーキを解除した状態で、 ニュートラルかつ屈曲のない位置にある必要があ
ります。
生検バルブ
シリンジを使用して生検バルブから液体を注入する前、 または吸引するときは、 バル
•
ブのキャップを本体から取り外して ください。 キャップが取り外されていない場合
やシリンジが真っ直ぐに挿入されていない場合、 生検バルブが損傷するおそれがあり
ます。 これにより、 内視鏡の吸引システムの有効性を低下させる可能性があるととも
に、 患者から細片または液体の漏出または噴霧が発生し、 感染制御リスクを生じさ
せる可能性があります。 手技中に生検バルブのキャップを外したままにしておくと、
細片や液体の漏出または噴霧が発生する可能性があり、 感染症制御リスクが生じる
ことがあります。 弁のキャップが外れたら、 漏れを防ぐために滅菌ガーゼをその上
に置きます。
内視鏡アクセサリを生検バルブから引き抜くと、 患者からの細片が噴霧されることが
•
あります。 これを防ぐため、 引き抜き中はアクセサリと生検バルブの周囲にガーゼを
巻きつけて ください。
内視鏡アクセサリが生検バルブから垂れ下がらないようにして ください。 これは弁
•
を損傷させる可能性があり、 その結果として、 内視鏡の吸引システムの有効性が低下
し、 患者からの細片または流体の漏出または噴霧につながり、 感染制御リスクが生
じます。
検査中に異常が確認された場合は、 生検バルブを使用しないでください。 不安定
•
性、 異常、 または損傷のあるバルブは、 内視鏡の吸引システムの有効性を低下させる
可能性があり、 患者からの細片または流体の漏出または噴霧につながり、 感染制御
リスクが生じます。 必要に応じて新しいものと交換します。
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