6. 一時停止の標識と交通信号では必ず停止しましょう。信号が青でも交差点で
は減速して、左右をよく見てから通過してください。自動車と衝突したときに「
負ける」のはつねにバイクの方であることを忘れず、自分に優先権がある場合で
も、相手に道を譲れる余裕を持ちましょう。
7. 方向転換や停止するときは、一般に認知されている手信号を使いましょう。
8. ヘッドホンをしてバイクに乗ってはいけません。周囲の交通や緊急車両のサ
イレンの音が聞こえにくくなり、周りで起きていることに対する注意が散漫にな
るばかりでなく、ヘッドホンのケーブルがバイクの回転部分に絡んでコントロー
ルを失うおそれもあります。
9. 2人乗りをしてはいけません。ただし、認定されたヘルメットを着用した幼
児を、正しく取り付けられた自転車用チャイルドシートまたは子供を乗せるため
の専用トレーラーに乗せる場合は、その限りではありません。トレーラーの使用
はお住まいの地域の法規・条例に従ってください。
10. 視界を遮ったり、バイクのコントロールを失わせたりするもの、あるいはバ
イクの回転部品に絡む可能性があるものを積んではいけません。
11. 別の車両につかまって、引っぱってもらおうとしてはいけません。
12. スタント、ウィリー、ジャンプなどをしないでください。SPECIALIZEDでは
このような行為をお勧めしませんが、そのアドバイスを承知した上で、バイクの
スタント、ウィリー、ジャンプなどをしたり、レースに参加したりしたい場合
は、今すぐセクション2.Fの「ダウンヒル、スタント、またはバイク競技」を読
んでください。こうしたライディングに伴う大きなリスクを冒す判断をする前
に、自分のスキルについて慎重に考えてみましょう。
13. 他の交通の間を縫うように走行したり、道路を共有する人々を驚かせるよう
な動きをしたりしないでください。
14. 優先通行権のルールを守り、優先されるべき交通に道を譲ってください。
15. アルコールまたは薬物の影響下にあるときは、バイクに乗ってはいけません。
16. 視界が限られる悪天候の中、夜明け、夕方、夜間、あるいはひどく疲れてい
るときは、できればバイクに乗るのを避けましょう。こうした条件は、いずれも
事故が起きるリスクを高めます。
大人が同伴する場合を除いて、子供たちに荒れた路面でライディングさせるこ
とはお勧めできません。
1. オフロードライディングのさまざまに変化する条件や障害に対処するには、
細心の注意と特有のスキルが必要です。比較的簡単なコースでゆっくりライディ
ングすることから始めて、徐々にスキルを高めていきましょう。バイクがサスペ
ンションを装備している場合、速度を上げやすいいぶん、コントロールを失って
転倒するリスクも大きくなります。速度を上げたり、より難しいコースに挑戦し
たりする前に、バイクを安全に乗りこなす方法を学びましょう。
2. 目的のライディングの種類に応じた適切な安全装備を着用してください。
3. 人里離れた場所で、ひとりでライディングしないでください。仲間と一緒に
ライディングする場合も、お客様がどこへ行き、いつごろ帰る予定であるかを誰
かに知らせておきましょう。
4. 事故が起きた場合に、お客様の身元がすぐにわかるように、何らかの形で身
分を証明するものを携帯しましょう。また、食べ物、冷たい飲み物、緊急時の電
話連絡などのために多少の現金を持って行きましょう。
5. 歩行者や動物に道を譲りましょう。彼らを怖がらせたり、危険な目に遭わせ
たりしないようなライディングを心がけ、彼らの予想外の動きによって危険が生
じないように十分な空間を保ってください。
C.オフロードでの安全
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