(5) このセクションの3.a(1)でブレーキのクイックリリース機構を解除して
いる場合は、クイックリリース機構を再度はめ込み、ブレーキシューとリムの間隔
を正しく調整してください。
(6) ホイールを回転させて、ホイールが左右のフレームから等位置にあり、ブレ
ーキシューと接触しないことを確認してください。その後、ブレーキレバーを握っ
て、ブレーキが正しく作動していることを確認します。
c. ディスクブレーキまたはリムブレーキを取り外す(リアホイール)
(1) ディレーラー(ギア)システム付きの変速機付きバイクをご利用の場合、リ
アディレーラーを高速ギア(最小、最外部のリアスプロケット)に切り替えてくだ
さい。
ギアのリアハブを内蔵している場合、リアホイールをご自身で取り外す前に、お
買い上げの販売店にご相談いただくか、ハブメーカーの指示書をご参照ください。
リムやディスクブレーキ付きのシングルスピードバイクをご利用の場合は、後
述のステップ(4)に進んでください。
(2) ご利用のバイクがリムブレーキを採用している場合は、ブレーキのクイック
リリース機構を解除するとホイールリムとブレーキシューとのすき間が開きます(
セクション4.Cの図11から15までを参照)。
(3) ディレーラー(ギア)システムは、ディレーラー本体を右手で引き戻してく
ださい。
(4) カム作動機構の場合、クイックリリースレバーを開位置にしてください(図
8b)。スルーボルトもしくはボルト締め機構の場合、適切なレンチ、ロックレバ
ー、一体型レバーなどを使用して留め具を緩めてください。その後、ホイールを前
方へ押して、リアスプロケットからチェーンを取り外します。
(5) リアホイールを地面から約10cmほど持ち上げて、リアドロップアウトからリ
アホイールを外してください。
d. ディスクブレーキまたはリムブレーキを取り付ける(リアホイール)
注意:ご利用のバイクがリアディスクブレーキを搭載している場合、ディ
スクをキャリパーに再取り付けする際には、ディスク、キャリパーやブレ
ーキシューを傷つけないようにご注意ください。ディスクがキャリパーに
正しく挿入されていない状態の時は、ディスクブレーキの制御レバーを決
して動かさないでください。
(1) カム作動機構の場合、カムレバーを開位置にしてください(図8a、8bを参
照)。レバーは、ディレーラーおよびフリーホイールスプロケットとは反対のホイ
ール側にきます。
(2) ディレーラー付きのバイクの場合、リアディレーラーが最外部の高速ギア位
置のままであることを確認してください。確認が取れたら、ディレーラー本体を右
手で引き戻します。最も小さいフリーホイールスプロケットの上部に、チェーンを
配置します。
(3) シングルスピードバイクの場合、チェーンをフロントスプロケットから取り
外してたるんだ状態にします。リアホイールのスプロケット上にチェーンを配置し
ます。
(4) ホイールをフレームのドロップアウトに差し込んでください。その際、ドロ
ップアウトにしっかりと引き入れます。
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